「商品開発」と聞くと、企画書を作ったり、アイディアを考えたりする仕事を思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが当社の商品開発は、そこで終わりません。当社には“まだ世に出ていない価値”を掘り起こし、ゼロから商品を企画、そして販路をつくり、売れる形にまで磨き上げる――そんな「商品開発×地域ビジネス」を行う部署があります。 現場へ足を運び、課題から逆算して商品が生みだすのがその部署の流儀。地域に息づく“無形の想い”を“有形の商品”として世に届ける。そして、自分のアイディアが形になり、売り場に並び、人の手に渡っていく。その一連を一気通貫で担うことが出来る、そんな他社にはあまりない仕事が、当社にはあります。
安心できる会社の環境
ー入社の決め手は ?
面接時のやり取りが大きかったです。1次面接ではオンライン越しでも温かい言葉をかけてもらい、2次面接では実際の進め方や、これまでの開発事例を共有していただきました。そのおかげで仕事内容を具体的にイメージをはっきりと持てたことを覚えています。誠実に対応してくださる姿勢から、「この方たちと仕事をしたらきっと楽しいだろうな」と感じたことが入社の決め手です。
ー他社との違いは？
前職でも商品開発をしていましたが、企画・開発、販路拡大等フェーズごとに担当部署が分かれていました。ですが、当社の商品開発は違います。「企画・開発・パッケージ作成・販売イベント・販路拡大」まで一人でハンドリングが出来ます。「最後まで自分で見届けられる」という点に、強い魅力を感じました。
仕事のやりがい
ーお仕事のやりがいは？
自分が企画した商品を実際に発売できることです。当社の商品開発は、単にアイディアを出すだけではなく、発売まで一貫して担当します。その分、組み立ては大変ですが、自分の手で商品を世に送り出せた瞬間の達成感は大きいです。少し前に販売した商品では、発売日に自治体と一緒にイベントを実施し、発売が出来たことに対してとても喜んでいただけました。この経験を通じて、「商品開発は想像以上に楽しい仕事だ」と実感しました。
ー思い出に残っている仕事はありますか?
上長から引き継ぎ、自ら主体となって販売まで進めた案件です。パッケージ制作から販売、イベント企画まで一貫して担当し、お客様のリアルな声を聞くこともできました。現在も店頭に並んでいる商品であり、開発から販売、反響まで経験できたことで非常に印象深い案件となりました。今は「販路を更に広げる」「ふるさと納税に登録する」といったフェーズに進んでおり、商品が育っていく過程を継続して見られている点も、この仕事ならではだと思います。
日々の姿勢
ー商品開発を通じてどういう貢献をしていきたいですか？
商品には必ず背景やストーリーがあると思います。例えば、柚子の搾りかすのように、これまで捨てられていたものも、見方を変えれば立派な“資源”になります。そうした“資源”をアップサイクルすることで新しい価値が生まれます。地域の農家や事業者、自治体の想いを汲み取り、そのストーリーも含めて伝わる商品を開発していきたいです。捨てるにもコストがかかるものを商品に変えることができれば、「地域の収益につながる→地域のブランディングになる→社会課題の解決にもつながる」といった好循環が作れると思います。実際、社内でもアップサイクルを通じて商品化した事例がいくつもあり、社会的にも注目されやすい領域だと感じています。
キャリアと成長の軌跡
ー 転職時はどんな思いでしたか？
前職には11年間在籍しており、人間関係も良かったため、「入社後の環境はどうだろう」「仕事内容が合わなかったらどうしよう」という心配がありましたが、面接でのやりとりが大きな後押しになりました。入社後には、上長から「本当に何でも言ってください」と声をかけていただき、今でも相談しやすい環境にしてくださっていることに感謝しています。
ー今後の取り組みたいテーマは？
地域の方は自分たちの地域や素材に価値があることに気づいていない場合もあります。例えば、「うちの生産物なんて・・・」というお声を聞くこともあります。ですが一方で、外から見ると素晴らしい商品がたくさんあります。そうした“地域に眠る価値”を、商品開発を通じて伝えていきたいです。
会社の魅力・意義
ー当社の魅力は？
当社の魅力は、まず役員との距離感が近い点です。社長とも直接話せる機会があり、役職ではなく名前で呼び合うなど、風通しの良い文化があります。このおかげで自由にアイディアや意見が出せていると思います。また、商品開発としては企画から販売まで一貫して担当できる点です。前職でも商品開発に携わっていましたが、アイディアが浮かんでも商品化まで時間がかかり、お客様の声を直接聞く機会がありませんでした。私の意図が伝わってないか不安に感じることもありましたが、今は自分の意図を持ったまま商品を世に届け、反応を受け取り、次につなげることができています。
ー関係者の方々に伝えたいことはありますか ?
地域の魅力を引き出し、新しい価値を生み出すお手伝いをしたいという思いで仕事をしています。商品開発を通じて、ブランディングや知名度向上につながる商品を一緒につくることで、その地域の発展に少しでも貢献できれば嬉しいです。
