地域と食、そして「想い」をつなぐ。生産者に寄り添うアウル事業の現場

ー当社を選んだ理由は？

今までは、料理教室企業や料理代行企業等、料理を作る方々を支える“二次産業”に携わってきました。一方で、 “一次産業”の方とかかわる機会があり、担い手減少や高齢化が進んでいる現状に課題を感じていました。そんな時に出会ったのが当社のアウル事業です。「一次産業を支えることが出来る会社なんだ」と共感し自分との親和性が高いと感じました。面接では丁寧にすり合わせをしていただいたので、不安なく入社でき、入社後のギャップもありませんでした。

ーチームはどんな雰囲気ですか？

話しやすく、アットホームな雰囲気です。「何かやりたい！」と思った時、数値や理由付けは必要ですが、「やってみなよ！」という声を頂けることが嬉しいです。チームを巻き込んで企画を立てることができる環境だからこそ、楽しく仕事が出来ているのだと思います。

ー当社のアウル事業の魅力とは？

地域や生産者のファンづくりが出来る点です。アウルは生産者と購入者が繋がれるプラットフォームです。「どこの地域の○○さんが作る野菜がすごく美味しい！」「毎年このトマトを楽しみにしてます！」といった“生産者のファン”が生まれ、販売ルートの多様化にもつながります。生産者の想いを届け、地域の魅力を発信できる仕組みを整えていくことが出来ます。これこそがアウル事業の面白さだと思います。

ーお仕事のやりがいは何ですか？

先ほどの話と重複しますが、当社は企画を立てやすい環境だと思います。入社してまもなく、新規事業案を募集する機会があり、案を出しました。ありがたいことに私の案が採用されシステム部や法務部などと連携しながら新規事業として進み始めています。自分のアイデアが“実際の事業”として形になっていくこと。そのプロセスに関われることは大きなやりがいです。

ーチームをまとめる上で意識していることはありますか ?

2つあります。まずはメンバーが最大限のパフォーマンスを出せるような環境づくりをすることです。その理由としては、メンバーが働きやすいように環境を整備することで、個々の才能が発揮できると考えているからです。例えば、質問しやすいような雰囲気づくり、有給を取得出来るような環境づくりを意識しています。
次にコミュニケーションを工夫することです。話しかけにくい人にはならないように気を付けています。例えば、自分が“今日気圧で頭クラクラするな…”とコンディションが悪い時でも、会議の場ではなるべく笑顔で口角を上げるようにしたり、注意する場面では、伝えるべきところはしっかり個別に伝えたりしています。今後も私が役に立てる部分を考え続けていきたいです。

ー働くうえで大事にしていることはありますか？

相手の気持ちを理解・想像しながら働くことです。例えば、梨を購入した方が“ただの商品”と見るのか、“80歳のご夫婦が猛暑の中育て、箱に詰めた梨”と知っているのとでは受け取り方が大きく変わります。商品と一緒に想いも届けることでより優しい未来が広がると感じています。アウル事業はそれを実現できる仕事だと考えています。

ー自ら進んでリーダーになりたいと思ったのですか？

はい。管理職は責任が増えますが、その分自分の裁量で仕事が出来る自由度もあります。チームリーダーなら責任を取りながらも楽しんで仕事が出来、キャリアにも繋がると考え挑戦しました。

ー葛藤はありましたか？

ありませんでした。面接の段階で、自分のキャリアと求められていることのギャップがないよう丁寧にすり合わせを行ったことで不安のなく入社出来たからだと思います。採用を担当してくださった皆さんが話しやすい環境を作っていただいたことも関係していると思っています。

ーキャリアを目指す女性に伝えたいことはありますか ?

行動したことは必ず自分の力になると信じています。思い通りにいかない時も腐らずに前を向き続けること、そしてうまく気持ちを切り替えることが大事だと思っています。自分の切り替えスイッチを見つけておくと良いですね。私は暖かいお茶を飲んだり、アウルで注文したフルーツを食べたりして気分転換をしています。そうやって前向きに自分らしくキャリアを積んでいけたら素敵だなと思っています。

ー今後取り組みたいテーマはありますか？

一次産業がより盛り上がるような施策に力を入れていきたいと考えています。アウル事業は生産者と購入者をつなぐだけでなく「想い」まで届けられる事業です。現時点では地域との関わりはまだ多くなく、地域を回り関係づくりを進めている段階です。今後は、生産者の売上向上につながる施策により積極的に取り組んでいきたいと考えています。

ー関わっている生産者、企業パートナーに向けて伝えたいことはありますか？

アウル事業は「生産者を中心に、寄り添いながら地域の価値を伝える伴走型のサービス」だと考えています。そのため、地域の課題を一緒に考え長期的に支援していける関係を築きたいと思っています。そして、地域に根ざしながら“生産者が安心して挑戦できる環境づくり”に向けて今後も伴走しパートナーとして共に取り組んでいきたいと考えています。