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Workplaceの活用で、心躍る社内交流の場が生まれた。

ビジネスソリューションカンパニー CS部門

石出 明子

バトンを受け取った人が走った距離と次走者を指名し、Workplace※1に投稿。遠隔リレーを繰り返しながら走った距離を加算し、日本列島一周の距離に相当する2,845kmの完走をめざしました。投稿にはアプリで計算された距離のキャプチャ、行った場所の情報や写真などが多く寄せられ、2021年12月25日に見事走り切りました。投稿数は257件、Workplace上の社内グループの中で歴代2位の投稿数を獲得しました(2022年2月現在)。
Workplaceの導入は、2020年10月。コミュニケーション手段として活用の仕方にまだ戸惑いがあった中で、率先して社員を巻き込み、業務とは無関係な企画を運営実施。そのきっかけや想い、気づきについて発案者の石出さんに伺いました。
※1 Workplace:ワークプレイスは、当社導入のコミュニケーションツール。

みんなで、日本列島2,845kmを完走しよう!

きっかけは、当社代表とのリモート家族会議※2の場でした。私が「この状況下で、趣味のマラソン大会にも参加できなくてすごく寂しいんです」と話したところ、「だったら、ワークプレイス上でクラブ活動みたいにやったらどう?」という思いがけない代表のひと言が。自分1人ではなく、みんなが参加できる楽しい企画ができないかと考えました。
Workplaceは、それまでビジネスユースがメインだったので、投稿コメントも真面目なものがほとんど。「このツールを使ったクラブ活動って、どんなだろう?」とあれこれ思案していた矢先に目にしたのが、駅伝のテレビ中継でした。「そうか、襷に託して社員同士の交流を深めていく駅伝!これならみんなが参加できるし、運動不足の解消にもなるのでは」と思ったのです。
こうして立ち上げたのが、参加社員が走った距離を次々にワークプレイスに申告してもらいながら、日本列島一周に相当する合計2,845キロを走破するイベントでした。
※2 「家族会議」:リモートで行う社内親睦会。

達成感を共有し、その人となりを知る絶好の場に。

誰でも気軽に参加して欲しかったので、ルールは歩いてもOKというようにゆるめに設定。参加した皆さんも、走行距離だけでなく、走った時の周りの景色や各地の食レポなどを積極的に投稿してくれました。
うれしかったのは、「どうせなら2021年末までのゴールをめざそうよ!」と、残りの距離を計算してくれたり相談にのってくれたりと、どんどん協力者が増えていったこと。襷が回ってこない人が飛び入りで参加してくれたり、動画や画像編集が得意な人が「完走記念ムービー」を作ってくれたりと、それまで仕事上で関わりがなかった社員の皆さんと一緒にゴールをめざす一体感を実感できました。
なによりの収穫は、山登りや写真などの趣味であったり、ペットのことであったりと、投稿コメントを通じてそれぞれの人となりを知ることができたこと。日常業務では知ることができない素顔を垣間見ることができ、互いの距離が一気に縮まった気がしました。

コミュニケーションの輪が、次々に広がっていく。

2021年1月にスタートしてからほぼ1年かけてゴールしたこの日本一周駅伝が、当社Workplaceの投稿数で歴代2位を獲得したことを知りました。1位はニュース記事の投稿だそうですから、仕事以外でのジャンルでは堂々のトップ。自由な発想による社内コミュニケーションの輪が広がってきたのは、パイオニアの私としてもうれしい限りです。良かったと思うことは、ルールを緩くして誰でも参加しやすくしたことでしょうか。無理な時は連絡くださいね」など、なにか起きても自分がフォローできるような工夫もしました。これをきっかけに、今では続編企画のアメリカ横断トライアスロンリレーをはじめ書道師範の社員が行う美文字レッスン、おいしいお店情報を投稿できるグループ、社員のWell-beingの視点からライブ配信でヨガをする活動グループが次々に立ち上がりました。相談にのってくれたりフォローしてくれる環境も整ってきましたので、必ず誰かが助けてくれます。皆さんも失敗を恐れず気軽にチャレンジして欲しいです。
次に練っているプランは、「コメント投稿参加型」ではなく、「対面参加型」の企画です。例えば、スナックや居酒屋を開店するのはどうかなって。私がママになって、来店する社員のみなさんと「あら、お久し振り」ってグラスを傾けながらおしゃべりしたり。マスター役も、もう確保しているんですよ。